製造工程のゴミほこり対策 (第9号)

皆さんこんにちは、平田政司です。

このメールは、現在ならびに今までお取引いただいたお客様、
およびメルマガのご登録をいただいたお客様への
無料のサポートメールです。

◎ 本日のお題

☆☆ 塗装スプレー技能の見える化解析映像について ☆☆

昨今のデジタル解析技術は目を見張るものがあります。
数年前まで大企業でしか取り扱えなかったこれらの解析ソフトが
一般にも手に入るようになってきました。

私は塗装技術と共にデジタル解析技術分野でも優れた経験を持っている
ビジネスパートナーの湯澤コンサルタントと、塗装工程における
見える化技術を推進してきました。

湯澤コンサルタントのホームページはこちらです。
https://cel-user1.jimdo.com/

最初に手掛けたのが浮遊ゴミの軌跡解析です。

グリーンレーザーで可視化した浮遊ゴミの軌跡を画像解析しています。

次に湯澤さんが自主開発した装置が、ブログでもご紹介した「付着塵ロガー」です。

これはガラスプレートに付着、あるいは落下したゴミを動画撮影し
画像解析することにより50μm以上のゴミの数を動画表示、計測する
新規開発の測定装置です。
私はこの装置を吊り下げラインや下搬送のラインに乗せて全工程の
ゴミのプロフィールを測定、グラフ化してお客様にご提示しています。

さらに湯澤コンサルタントは、これらのトラッキング解析技術を応用、進展して、
塗装ガンの軌跡解析などを行ないました。

これらの動画をご覧ください。
画面の大きなパソコンの方が分かりやすいです。

ご覧の通り、お二人の作業員の方の技能の差を比較することができます。
つまりガンをトレーサーとしたモーション解析となっております。

またTST (Total Spray Time)とあるのは、実際にスプレーがONになっている
時間の合計です。
すると、同じ製品でも実際のスプレー時間には20%程度の差がある場合が
ありました。

つまり、ガンの軌跡のバラツキの指導だけで無く、吐出塗料の削減や、
あるいは塗装時間の短縮化にもつなげられるということです。

今後この軌跡解析技術は、現場の人の動きや、手の無駄な動きの見える化に
つなげていく考えです。

一連の軌跡解析映像は、私のお客様から公開のご承認をいただきました。
この場をお借りしまして、御礼申し上げます。

これらの画像解析は、私と湯澤コンサルタントの実際のコンサルティングで
活用しています。
どうぞお気軽にお声かけください。

◎編集後記

今回が第9号のメルマガ配信ですが108名の皆様に
配信させていただいております。
少しずつ読者が増えており、改めまして御礼申し上げます。

先日東京モーターショーへ行ってきましたが、
デザインに伴う塗装技術に大きな変化が起きそうな予感がしました。
世界の塗装トレンドを先取りしてこれからも日本発の塗装技術を
発信していきましょう。

内容などでお気づきの点がございましたら
どうぞお気軽にお聞かせください。

では次回もお楽しみに!

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何かお困り事がございましたらこのメールでご返信ください。
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塗装技術コンサルタント
平田技術士事務所  平田政司(ひらたせいじ)
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