皆さんこんにちは、平田政司です。
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◎ 本日のお題
☆☆ 塗装実務の参考書 ☆☆
今回は、塗装工程の実務担当者に役立つ書籍をご紹介します。
強い製造現場のベースになるのが、「人づくり」です。
基本は現場で仕事を通して学ぶOJTになると思いますが、
教える側の負担も多く、基礎から教え込むにも限界があります。
そのような場合に、まずは専門書で基礎を学ばせると
時間と負担を大幅に改善できます。
現在たくさんの塗装専門書が販売されていますが、
私が愛読している専門書をご紹介いたします。
1)一目瞭然Q&A 塗装のはてな ドクター99
ボデーリペア技術研修所 編 株式会社リペアテック
https://rt-web.jp/products/item.php?item_id=025&cat_id=2
ボディリペアの塗装技能の参考書です。
私が持っている塗装技能に関する本の中で、イチ押しです。
工業塗装の技能とは微妙に異なりますが、基本は一緒です。
塗装現場で発生する様々な質問に対して、
図を多用し、とても分かりやすく解説されています。
特に上塗り塗装に関する章は秀逸です。
この本を読めば、現場でどこを指導すれば良いかの勘所が
つかめると思います。
2)現場の疑問を解決する 塗装の実務入門Q&A
坪田実 著 日刊工業新聞社
http://pub.nikkan.co.jp/books/detail/00001954
塗装技術の基礎が学べる参考書です。
私もあちこちに赤線を引っ張って読み込んでいます。
内容は簡単ではありませんが、何回もじっくり読み込むと
目からうろこが取れるように難しい塗装理論が理解できます。
塗装技術者として知っておかなければならない内容が
網羅されています。
皆さんの塗装現場で発生している不具合現象の原因が理解できます。
3)現場で役立つ洗浄評価法
日本産業洗浄協議会 編 丸善出版
https://www.maruzen-publishing.co.jp/item/b294012.html
洗浄の技術専門書です。
前処理洗浄のメカニズムと評価法が理解できます。
洗浄は数値化しにくい工程ですが、なるほどこうやればできるなと
思う内容が目白押しです。
現場ですぐに応用できる方法も多く出ており、とても参考になります。
4)≪早わかりQ&A≫クリーンルームの設計・施工マニュアル〔改訂版〕
日本工業出版 編 日本工業出版
https://www.nikko-pb.co.jp/products/detail.php?product_id=3642
私のクリーン技術に関する最重要教科書です。
内容は難しく、読み込むのは容易ではありません。
しかし私が保有しているクリーン技術本のなかではイチ押しです。
この本1冊あれば、クリーン技術の基礎から応用まで学ぶことができます。
具体的な写真や数値も多く掲載されており、理解を深めることができます。
5)最強の組織をつくる「5S」のススメ
戸敷進一 著 現代書林
http://www.gendaishorin.co.jp/book/b238585.html
仕事柄、多くの5S本を読みましたが、私のイチ押しがこの本です。
どこが他の5S本と違うかというと、中身が深い点です。
一般に5S本というと、現場の改善事例の写真が出ているだけですが、
この本はその背景や理由が多く解説されています。
なぜそうなのかが、よく分かります。
私は本書を常時机の上に置いて、都度読んでいます。
6)金属塗装法
職業能力開発総合大学校 基盤整備センター編 雇用問題研究会
http://www.koyoerc.or.jp/publication/schoolbook/978-4-87563-061-6.html
金属塗装の職業訓練用教科書です。
塗装技能に携わる新入社員教育にもってこいです。
本など読んでも仕方が無いという意見もありますが、
先人達が苦労して得た知識を、本を読むだけで得ることができます。
そこからが大切で、その知識を自分達の現場で応用してみることで
自分達固有の本物のノウハウになります。
とりあえず購入しておいて、困ったときに読むだけでも良いと思います。
専門書なので、ご購入はアマゾンや楽天ブックスなどのネットショップが
良いと思います。
これらの書籍が皆様の製造現場のお役に立つと確信しております。
◎編集後記
今回が第14号のメルマガ配信ですが126名の皆様に
配信させていただいております。
内容などでお気づきの点がございましたら
どうぞお気軽にお聞かせください。
では次回もお楽しみに!